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愛月ひかるは、宝塚歌劇団専科に所属していた男役。2007年に93期生として入団し、2021年12月に退団。同期には男役の彩風咲奈や芹香斗亜らがいた。高身長で圧倒的なスタイルの持ち主、そして均衡のとれた実力で入団当初から注目を集めており、2010年『誰がために鐘は鳴る』で初めて新人公演の主演を果たしてから、トータルで4回と在団するタカラジェンヌの中で最多の主演数を誇る。2014年の『SANCTUARY』でバウホール公演初主演、そして2016年『エリザベート-愛と死の輪舞-』では、トップスターへの登竜門とも言われ、過去に轟悠や瀬奈じゅん、望海風斗らが演じた大役ルキーニに抜擢される。2018年には『不滅の棘』でファン待望の東上初主演を務めた。順風満帆なキャリアを積み上げる中、2019年博多座公演『黒い瞳』『VIVA! FESTA! in HAKATA』をもって専科へ異動し、ファンに大きな衝撃を与えた。「愛ちゃん」の愛称で上級生、同期、下級生やファンから親しまれており、専科へ異動が決まった際は多くの宙組子がショックを受けた。専科としての初出演は2019年星組全国ツアー公演『アルジェの男』『ESTRELLAS(エストレージャス) 〜星たち〜』。宙組らしいスタイリッシュで都会的な雰囲気が人気の愛月は宝塚入団前から宝塚の大ファンで、自身も出演した『天は赤い河のほとり』の公演が決まる前から宝塚での上演を切望していたのだとか。
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