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彩凪翔は、元宝塚歌劇団雪組の男役スター。2006年に入団した92期生で、同期には元花組トップ娘役の蘭乃はなや宙組現トップスターの真風涼帆、月組男役スターの鳳月杏らがいる。アイドル顔負けの甘いマスクとやさしいファンサービスで、ファンからは「凪様(なぎさま)」と呼ばれ親しまれている。入団後は2011年のバウホール公演『灼熱の彼方』で、現雪組トップスターの彩風咲奈とW主演を務めた後、雪組における新人公演はほぼこの2人が主演を独占した(彩凪は『仮面の男』、『ドン・カルロス』 〜シラー作「スペインの太子 ドン・カルロス」より〜』で主演を務めた)。そんな彩風とはライバルのように扱われてきたが実際のところは仲が良く、ファンからは「彩彩コンビ」と呼ばれている。2013年バウホール公演『春雷』 〜ゲーテ作「若きウェルテルの悩み」より〜』で初の単独主演を果たし、雪組には欠かせない戦力に成長した。また、その美しい顔立ちから女役に挑戦することも多く、2011年『ニジンスキー−奇跡の舞神−』のマリー・ランバートや『ひかりふる路〜革命家、マクシミリアン・ロベスピエール〜』のマノン・ロラン夫人などでは艶っぽい女性を演じ新境地を開拓。舞台上では端に立つだけでも分かる華とオーラを持ち合わせている一方で、オフでは関西人らしいノリの良さとやさしいファン対応で、多くの宝塚ファンを惹きつけている。
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