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花菱りず(はなびし・りず)は、宝塚歌劇団宙組に所属する娘役。東京都世田谷区出身で、愛称は「かりん」。2011年に97期生として入団し、星組公演『ノバ・ボサ・ノバ/めぐり会いは再び』で初舞台を踏んだ。主な同期生は、海乃美月、永久輝せあ、綺城ひか理、秋奈るいなど。初舞台後は宙組に配属。『the WILD Meets the WILD』の少年時代のベンジャミン役や、『翼ある人びと』のフェリックス・シューマン役、『神々の土地』の皇太子アレクセイ役など、下級生時代は少年役を多数経験。近年では、『Hotel Svizra House』のオルガ・キリチェンコ役や『HiGH&LOW −THE PREQUEL−』の寿子役など、物語のスパイスになるような個性的なキャラクターを演じることが増えている。2023年の『カジノ・ロワイヤル 〜我が名はボンド〜』では、寿つかさ演じるゲオルギー大公の妻、アンナ・ロマノフ役を好演。花菱の魅力のひとつである表情豊かなコミカルな演技でファンを魅了した。ほかにも、『NEVER SAY GOODBYE』や『夢現(ゆめうつつ)の先に』での繊細な芝居も必見だ。宙組の最上級生娘役として、今後のさらなる活躍に期待が高まる。
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