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『花の業平〜忍ぶの乱れ〜』は、宝塚歌劇団月組による全国ツアー公演。愛知・刈谷市総合文化センター公演を皮切りに全9都市で上演する。本作は古典文学「伊勢物語」を自由な発想で描いた和物ミュージカル。2001年に稔幸と星奈優里を中心とした星組で初演され、その後も香寿たつきと渚あきによって再演され好評を博した名作に、今回は鳳月杏と天紫珠李率いる月組が挑む。物語の舞台は平安時代の日本。歌人として名高く、恋の噂が絶えない美貌の貴公子・在原業平は、政敵である藤原良房の娘・高子と宮中の花の宴で出会い、激しい恋に落ちる。しかし、二人の仲を知った父や兄が、高子を隔離してしまい……激しくも切ない恋模様が展開する。なお、鳳月と天紫は、2023年に上演された『応天の門』でもそれぞれ業平役と高子役を演じており、同じ役を別の作品で再び演じることでも注目を集めている。併演のレヴューは『PHOENIX RISING』。鳳月を永遠の時を生きるPHOENIXになぞらえて、インド・タイ・韓国などの各国を巡り、異国情緒あふれるステージが繰り広げられる。夢奈瑠音、英かおと、彩みちる、風間柚乃、礼華はる、彩海せら、羽音みか、花妃舞音らスターたちの活躍も見逃せない。宝塚らしい雅な王朝ロマンと豪華絢爛なレヴューの二本立てをどうぞお楽しみに。
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