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朗読劇『忠臣蔵』は、梅田芸術劇場が企画・制作し、宝塚歌劇団のOGたちが出演する舞台。東京・よみうり大手町ホール、兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホールにて上演される。『忠臣蔵』は、江戸時代に実際に起きた「元禄赤穂事件」を題材に、主君の仇を討つために命を賭けた赤穂浪士たちの忠義や武士道を描いた時代劇。これまでも歌舞伎・ドラマ・映画など、時代を超えてさまざまな作品が生まれているが、宝塚歌劇でも1992年に雪組で『忠臣蔵−花に散り雪に散り−』を上演。ラストシーンの「もはやこれで思い残すことはござらん」という大石内蔵助の台詞は、当時の雪組トップスター杜けあきの退団公演かつ、70年近くにわたって愛されてきた旧宝塚大劇場の最終公演だったこともリンクして、宝塚史上に残る名シーンとして語り継がれている。そんな宝塚版の『忠臣蔵』が朗読劇になって再登場。オリジナル脚本は柴田侑宏だが、今作では荻田浩一が上演脚本・演出を手掛ける。音楽は宝塚歌劇団の吉田優子が担当。出演者にはかつて大石内蔵助役を演じた杜けあきを中心に、紫とも、香寿たつき、渚あき、成瀬こうき、彩吹真央、立ともみ、小乙女幸、朱未知留、はやせ翔馬、寿つかさら元雪組生が集結した。台詞によって展開する朗読劇ならではの臨場感を、どうぞお楽しみに。
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