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宝塚歌劇団星組は、花組・月組・雪組に続き、1933年に誕生した4番目の組。組のロゴには大小2つの星がデザインされており、イメージカラーは青。宝塚らしい華やかな衣装が似合うスターが多数在籍していたことから、かつては“コスチュームの星組”と称され、『紫禁城の落日』『王家に捧ぐ歌』『スカーレット・ピンパーネル』などの大作ミュージカルも多数上演している。平成以降の歴代トップスターは、日向薫、紫苑ゆう、麻路さき、稔幸、香寿たつき、湖月わたる、安蘭けい、柚希礼音、北翔海莉、紅ゆずる。近年では体育会系でエネルギッシュな気風も目立っており、宝塚歌劇100周年記念大運動会では優勝を果たしている。2019年には伸びやかな歌声・高い身体能力・繊細な演技と三拍子揃った実力派の礼真琴がトップスターに、可憐なルックスとキレのあるダンスが魅力の舞空瞳がトップ娘役に就任。二番手の暁千星をはじめ、小桜ほのか、極美慎、天飛華音、稀惺かずと、詩ちづる、大希颯など個性溢れるスターたちを擁し、熱い舞台を披露している。また、星組には、“エマエージェンシー”という非公式の宴会余興集団がいることも有名。専科の英真なおきが星組在籍時に結成したもので、現在でも下級生たちに引き継がれており、宴会芸を磨いているのだとか。
幻想秘抄『にぎたつの海に月出づ』は、宝塚歌劇団星組による宝塚バウホール公演。主演を務めるのは、2014年に100期生として入団し、舞台映えするビジュアルで人気を集める星組の三番手男役スター・極美慎。2022年9月には『ベアタ・ベアトリクス』でバウホール初主演を果たし、今作が二度目の主演作となる。物語...
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