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春風亭一之輔は千葉県出身の落語家。2001年日本大学芸術学部卒業後、同年5月に春風亭一朝に入門。同年7月には前座となり、「朝左久」という前座名で楽屋入りする。2004年11月に二ツ目昇進し、「一之輔」へと改名。2012年3月に真打昇進を果たした時には、21人抜きの大抜てきだったことでも話題となった。人間国宝である柳家小三治も「久々の本物」だとその実力を認めている。滑稽話や人情話などの古典落語を中心に演じながらも、現在風にアレンジを加えたり流行りのギャグを盛り込んだりする独自の話芸が特徴。不動坊、茶の湯、鈴ヶ森、初天神などを主な持ちネタとしている。工夫が凝らされた話芸は、若者からも人気が高い。2010年のNHK新人演芸大賞、文化庁芸術祭新人賞をはじめ、2013年の国立演芸場花形演芸大賞など数々の賞を受賞。寄席やホール落語だけでなく、NHK「超入門!落語 THE MOVIE」やTBSラジオ「たまむすび」など、テレビやラジオの世界でも活躍している。実際のネタに入る前のまくらといわれる小ばなしが面白いことでも知られていて、2018年1月にはまくらを集めた「いちのすけのまくら」を出版。
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