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英真なおきは、宝塚歌劇団専科に所属する男役。1982年に入団した68期生で、同期には元雪組トップスターの一路真輝がいる。芸名の「英真」は、小学校時代の可愛い友人の名前からとったもので、「なおき」という名前は画数と語呂合わせで決めたという。愛称は「じゅんこ」。初舞台を踏んだ後に星組に配属されて以降、組替えすることなく2000年に星組組長に就任した。人を笑わせるのが好きで、星組時代は「エマ・エージェンシー」という余興集団を率い、宴会芸を披露していたことでも有名だ。すでに英真本人は引退しているが、「エマ・エージェンシー」は現在も星組の若手に引き継がれているという。2012年には専科に移動し、組を超えて活躍。特に情感豊かな芝居に定評があり、コミカルな役から悪役まで幅広く演じる。また、男役としてはやや低い165cmという身長をいかして、女役を務めることも多い。近年では星組公演『霧深きエルベのほとり』や宙組公演『El Japon−イスパニアのサムライ−』に出演しているが、どちらも場面を引き締めるような存在感のある演技で客席を魅了した。そんな長年の功績から、2019年には、宝塚歌劇団の理事に抜擢。在団中の生徒が理事に就任したのは、現在特別顧問を務める轟悠以来7人目となる。
儚き星の照らす海の果てに
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