タイタニック

タイタニック号は20世紀初頭のイギリスで造船された全長269.1m、全幅28.2m、定員3,000名以上にもなるオリンピック級の豪華客船。1912年4月10日にイギリスのリヴァプール港から処女航海にでると、その4日後の14日深夜に北大西洋上で氷山に激突、15日未明に沈没した。事故による犠牲者は乗員・乗客合わせて1,500名以上にのぼり、20世紀最大の海難事故（戦時中を除く）として語られる。操舵ミス説、陰謀説、保険金詐欺説など様々な説があるが詳しい原因は現代でも不明とされている。1997年にはタイタニック号沈没事件の実話をもとにジェームズ・キャメロン監督・脚本で映画化。レオナルド・ディカプリオが演じる貧しい青年ジャック・ドーソンとケイト・ウィンスレットが演じる上流階級の令嬢ローズ・デウィット・ブケイターの悲劇的な恋の物語として描かれた。映画TITANICは全米で6億ドル、日本で262億円の興行収入をあげるほど爆発的なヒットになり話題を呼んだ。1998年のアカデミー賞では作品賞、監督賞、主題歌賞、音響効果賞など全11部門を受賞。また、タイタニックを題材にしたブロードウェイミュージカルも制作され、日本公演の開催も度々あり加藤和樹、石川禅、藤岡正明、霧矢大夢、菊地美香など豪華キャストが起用されている。