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亜音有星は、宝塚歌劇団宙組に所属する男役。愛称は「ゆきの」「キョロ」。2017年の雪組公演『幕末太陽傳/Dramatic “S”!』で初舞台を踏んだ103期生である。主な同期生は、花組男役の希波らいと、月組娘役の白河りり、雪組娘役の夢白あやなど。姉妹で活躍するタカラジェンヌとしても知られており、星組に所属する99期生の蒼舞咲歩は実の姉。中学の頃に姉が出演する舞台を観て、宝塚受験を志したという。初舞台後は宙組に配属。舞台映えする華やかなルックスで早くから注目を集める。2019年の『オーシャンズ11』新人公演では、主人公と敵対するホテル経営者テリー・ベネディクト役に抜擢。続く『El Japon−イスパニアのサムライ−』新人公演では、芹香斗亜演じる2番手の役にチャレンジし、着実に経験を積んだ。そして満を持して初主演を果たした『シャーロック・ホームズ−The Game Is Afoot!−』新人公演では、舞台度胸の良さと抜群のビジュアルで客席を魅了。宙組の新たなスター誕生を予感させた。また、聞き取りやすい声と安定感のある芝居も亜音の強み。なかでも、真っ直ぐさと繊細さを兼ね備えた演技で好評を博した『NEVER SAY GOODBYE』のタリック役は必見だ。学年も上がり、今後どのような男役に成長していくのかファンの間でも期待が高まっている。
宝塚110年の恋のうた
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