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碧海さりおは、宝塚歌劇団星組に所属する男役。愛称は、「ちゃりお」「さりお」。2015年の月組公演『1789』で初舞台を踏んだ101期生である。小学生の頃に宝塚歌劇を観て宝塚音楽学校を志したものの、3度受験に失敗。4度目のラストチャンスで、見事合格を掴み取った。受験を諦めなかったのは「執念だった」と語っているが、この言葉からも不屈の精神の持ち主だということが伺える。同期生には月組の天紫珠李や、雪組の縣千、宙組の鷹翔千空らがいる。初舞台後は星組に配属。2016年に上演された『こうもり』の新人公演では、入団2年目にして礼真琴の役を務めた。その後、2020年の星組公演『眩耀の谷〜舞い降りた新星〜』では、新人公演の初主演に抜擢。将来有望な下級生の一人として、一躍注目を浴びた。2021年に公演される『ロミオとジュリエット』では、希沙薫と役替わりで愛役を演じる。踊りだけで表現する難役だが、碧海のダンス力が存分に発揮される公演になりそうだ。また、女役を演じるという点でも新たな一面を見せてくれるだろう。バランスの良いスタイルを活かした、キレのあるダンスが魅力の碧海。ダンスはもちろん、芝居や歌も平均以上の実力者だ。ファンの間でも、これからの成長に大きな期待が寄せられている。
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